テレビ、音楽、インターネット

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テレビの売り方・続け方 - 2016年のテレビ ②

印象的だったテレビの話の続き。TBS が戦略的に編成やプロモーションを行っていることがありありと見られた1年だったなぁと思いました。

芸人キャノンボール2016 / TBS

藤井健太郎氏が完全に認知を得た年だったなぁ。『スター名鑑』の復活、『水曜日のダウンタウン』の好調さ。もちろん、『タレント名鑑』や『正解は1年後』みたいな名コンテンツは2016以前にもあったわけですが、『芸人キャノンボール2016』が元日・夏と放送されたのは、数字を取る番組(= 収益源)と実験的で面白い番組(= 投資)を明確に分けますよという TBS の戦略を象徴する出来事のように思いました。番組としての完成度も凄まじかった。もう、映画館で観たいよ。練りに練られた一本の流れを愉しむタイプのテレビがここまで期待されるのってイマドキすごいことだよなぁ。

逃げるは恥だが役に立つ / TBS

そんな TBS の中でもガッチリヒットして収益源になった『逃げ恥』ですが、『王様のブランチ』とのコラボ企画やダイジェスト版の公式 YouTube 配信など、とにかく社をあげての選択と集中っぷり、マーケティング戦略の展開の速さがすごかったなぁと。もちろん、普通に視聴者としてめちゃめちゃ楽しみました。

めちゃ×2イケてるッ! / フジテレビ

フジテレビの場合、収益化と投資を同じ番組の中でやろうという傾向があるように見えて、例えば『めちゃイケ』だと、安定した結果の出せる「ガリタ食堂」みたいな企画と「君の心は。」みたいな実験的な企画。そのやり方だと結局、番組全体としてムラがあるように見えてすごくもったいないなぁと思う一方で、枠自体を長く続けるにはそうしてくしかないのかな、とも。。んで、何が言いたいかというと、きちんと定期的に今年も攻めの企画が用意されていてまだまだ『めちゃイケ』面白いなぁと思いました。極楽とんぼ復活の「夏休みの宿題スペシャル」なんてやっぱり泣いちゃいましたし。。キンコン西野さんとの入れ替わり企画「君の心は。」も『めちゃイケ』にしかできない企画で最高でした。

そんなバカなマン / フジテレビ

そんなフジテレビの中でも実験的な方の番組こと『そんなバカなマン』。看板企画はこれまで「パシフィック・ヒム」だったわけですが、2016年は「ノーリアクション柔道」がもう本当に面白くて、「あの子」の存在感もすごいし、そこからのオーディション企画への流れもすごい勢いで展開されていて、やっぱり手応えあるんだろうなと思います。パイセンTVコラボスペシャルでも完全に持っていってたし。 あとは一連の朝日さん企画は、アイドリング!!!ファンとして嬉しさを感じる一方で酒井さんの処遇に関しては複雑な感情を抱かざるを得ません。

ボクらの時代(小島瑠璃子 × 菊地亜美 × JOY) / フジテレビ

テレビのことが大好きで、テレビの可能性を信じていて、テレビを楽しんでいる若い人たちが、テレビの中にまだまだいるということにとても感動しました。なんてことのない回だったけれど、本人たちがワクワクしている感じがよかったんだよ。